怪我の功名

 本日は、5月8日に負った怪我に対する処置と経過についてご紹介します。
 まず写真上段は負傷した翌日の9日に撮影したものです。傷口の周囲が焼けただれたようになっており、この時点ではカーゼでの応急しか頭にありませんでした。しかしガーゼは傷口が乾くと付着して、取り換えの度に出血してしまうため困惑しておりました。 

 そこで良い方法はないかとネットを見ると、「湿潤療法」というものがありました。それは傷口を消毒することなく水洗いし、ラップに保湿剤(私は白色ワセリン)を塗り、傷口に貼り付け、その上に包帯をするというものです。思い出せば、この方法は鍼灸学校在学時にリハビリ医の恩師が、鼻のかみすぎでヒリヒリするときにおススメといっていた方法と同じでした。(鼻の下に包帯はしませんが笑)
 というわけで翌日の10日からこの方法を行いました。毎日一回の取り換えの時に傷口を流水洗浄し、ワセリンラップ(不織布テープ止め)+包帯を施します。その結果、わずか5日後の15日には写真下段のようにほぼ傷口がきれいにふさがりました。消毒をしないため常在菌を維持しつつ保湿治癒していくので瘡蓋(かさぶた)にならず、修復した傷口が破れて出血する等の心配もありません。これは目から鱗です。激しい擦り傷にはもってこいの方法だと思います。

 今回の怪我は心身ともに痛かったですが、とても勉強になりました。この経験を生かし、今後に活用したいと思います。