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お灸で乳牛の不妊解消

乳牛 お灸で不妊解消!?

 昨日の夕方、何気にTVを点けると写真の映像が目に留まった。

 東京都農林総合研究センターで行われている、乳牛にお灸を施して、受胎率を上げるという研究のトピックスだ。関係者のコメントを聞くと、コスト削減の上、成績もよいと言う(素晴らしい!)。

 施灸は、落下防止と熱緩和の為、味噌を隔てて(台座)すえているようだが、この方法は「隔物灸(かくぶつきゅう)」という灸法のひとつ。通常(鍼灸界)、隔物灸と言えば、その成分から生姜やニンニクが良く使われるが、なるほど牛の場合は落下防止というのが選択肢の第一になるわけだ。でも日本人の偉大なる調味食品、味噌の効能というのは全くないのだろうか。少なからず関与しているように思うのだが。

 とはいえ動物の世界でもお灸が役に立つことは嬉しいものだ。近い将来、パンダの受胎にもお灸が使われるなんてこともあるかも...と勝手に妄想するのであった。