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節分

 本日は節分ですね。暦の上では明日から春です(立春)。
 今朝、テレビをみていたら「節分は年に一回である。〇か✖か?」というミニクイズをやっていました。もちろん✖ですね。立夏、立秋、立冬の前日も節分です。読んで字のごとく、季節の分け目なのですね。かくいう私も鍼灸師になって、興味を持つようになり知ったわけですが...
 では、どうして本日(2月3日)だけ、“節分”  のイメージがあるのでしょうか。Wikipediaには~江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多い。この場合、節切月日の大晦日にあたる~とありました。つまり旧暦でこの節分が大晦日として立春=新春を迎えるからということなのでしょう。そうだとすると本日は、古典落語にあるような江戸の大晦日が思い浮かびます。当時の借金の支払い条件は、盆暮れの二季というのが主流だったそうです。だから大晦日は借金取りが町を駆けめぐり、庶民はそれをなんとかしのごうと必死だったようです。(江戸の散歩道様HP参考)節分(節切月日の大晦日)とはそんな切迫した風情だったのかもしれません。

あっ、だから「鬼は外」なんでしょうか!?(笑)