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癒 184

 “”という漢字の由来をネットで調べると、著名な東洋学者、白川静さんの研究をなさっている小山鉄郎さんという方が書いた解説を見つけました。それによると“”という字は、はり治療に由来があるのだそうです。その部分を一部抜粋しますと、

~「治癒(ちゆ)」の「癒」も「余」(針を意味する)の関連字ですが、これは少しわかりにくいかもしれません。「癒」から「(ヤマイダレ)」と「心」を除いた部分、つまり「愉(ゆ)」「諭(ゆ)」「輸」などの旁(つくり)から、さらに「月」を除いた字形が「余」の変形した部分なのです。この「月」は「舟(ふね)」を示す「ふなづき」で、この場合は「盤(ばん)」のこと。

細長い針「余」で膿を除去し、その膿を盤に移す字形です。それで病気が癒(い)え、心が楽になる意味の字が「癒」なのです(共同通信編集委員 小山鉄郎)~http://www.47news.jp/feature/47school/kanji/post_57.html

とのことです。いやーそうだったんですね。(でも分かりにくぅーw)
ちなみに当院のTELの下四桁は0184(〇いやし)です。滋養庵