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養生灸の日(昨日のつづき)

 昨日のブログに取り上げました短歌の件に、「灸治をするときは~」という部分がありました。
灸治」は、おそらくその昔、灸日(やいとび)・二日灸(ふつかやいと)などと呼ばれていた、“お灸をする特別な日” のことを云っているのだと思います。
そして「灸日・二日灸」とは、春と秋の農事に備え(体調管理)2月2日と8月2日に各地で施されていた養生のためにお灸をすえる風習のことだそうです。灸日・二日灸は無病息災のおまじないも兼ねていて日本各地にあったようですが特に西日本に多くみられたようです。(“やいと”ですものね)
 その日に合わせて奉公人たちは暇をもらい里帰りしたり、また村が休みになったりと、慰労と養生の日だったようですよ。滋養庵