心と身体はひとつ Ⅱ

 40代に急増している病の1位が「裂肛及び痔ろう」だそうです。TV番組「みんなの家庭の医学」が厚労省のデータを基にしてランキング化した順位によるものですが、でもどうして肛門の病なんだろうと疑問に思います。記事を読むと「ストレスこそ肛門の病を増加させた大きな要因の一つ」と専門医が語っています。やっぱり「心の病」が要因のようで納得です。ちなみに「心の病」という視点で見ると、10位までにランキングされている病のほとんどが該当します。  

(記事 http://life.oricon.co.jp/medical_insurance/news/2026980/full/
 昨年某週刊誌で、腰痛治療の第一人者である整形外科医の菊地臣一先生(福島県立医科大学学長)が腰痛の要因について次のように語っています。「腰痛はさまざまな要因が関係して起きる症状ですが、身体の構造的な問題だけでなく、心理的因子と社会的因子が深くかかわっていることがわかってきました。私のところには世界中から難治性の腰痛患者がやってきますが、その3割には何らかの精神医学的な偏りや過度な負担が見られます」と。もはやあらゆる病に心の問題は避けては通れないテーマのようです。心と身体はひとつ~滋養庵