木 | 火 | 土 | 金 | 水 | |
五臓 | 肝 | 心 | 脾 | 肺 | 腎 |
五主 |
筋 | 血脈 | 肌肉 | 皮毛 | 骨髄 |
五官 |
目 | 舌 | 口 | 鼻 | 耳 |
五紳 |
魂 | 神 | 意知 | 魄 | 精志 |
上記の表は、五行学説における分類の一部です。この表中、木の行と土の行の五主を見ていただくと、「筋(きん)」、「肌肉(きにく)」とあります。しかし「筋」も「肌肉」も筋肉を意味する語彙です。まま臨床上では、それぞれの五臓が持つ氣の機能特性や病症を押さえていれば支障ないわけですが、なにかスッキリしません。というわけで調べてみました。すると「肌肉」は、筋肉で問題ないようです。他方、「筋」とは、筋肉も含みますが、それよりもむしろ骨に近い腱や靭帯、さらにそれらを機能させる神経をも含んでいると解釈するほうがしっくりくるようです。ならば目の酷使や魂の疲労(精神的疲労)による肝の氣の変調が、頚や肩の凝りに。また、腎の領域(骨、骨髄)にわたり、骨性の腰痛(坐骨神経痛など)にまで影響が及ぶことが説明できるのではないでしょうか。改めて肝(の氣)の重要性を思い知りました。滋養庵
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