二宮金治郎さんは今、

  私が子供の頃、どこの小学校でもお馴染みだった二宮金治郎像が、「特定の価値観の押しつけだ」(文部科学省/有識者会議)との批判もあって、どんどん姿を消しているようです...。(msn産経ニュース2013.11.13 03:09 リンクURLは下段に)
 

 気になったので調べてみました。すると、児童が真似をして「歩いて本を読むのは危険」などの意見も減少の理由らしいのですが、それにしても記事にある「特定の“価値観”の“押しつけ”」というのがどうも....
 もともと二宮金治郎が学校教育や地方自治における国家の指導に利用されたのは、「尊徳(金治郎)の実践した自助的な農政をモデルとすることで、自主的に国家に献身・奉公する国民の育成を目的とした統合政策」(Wikipedia)とのことだったようです。この文言をざっと見て、批判する人達のおよその見当はつきますが、それはさておき、二宮金治郎から学ぶべきものは、報徳思想(ほうとくしそう)なんだと思います。~私利私欲に走るのではなく、世の為、他人(ひと)の為に貢献すれば、いずれ自分に還ってくる~つまりは、「徳を積む」ことなのではないでしょうか。そんなことを感じ取ることまでもが「価値観の押しつけ」になるとは、トホホの時代なんですね。(断っておきますが、あくまで私の価値観ですよ)

 でもこの記事を読んで、改めて「徳」について考えることができました。まま「徳」よりも「得」を求めてしまう自分に反省です。滋養庵

http://sankei.jp.msn.com/life/news/131113/edc13111303090000-n1.htm