健康食品に思うこと

『健康食品の健康被害、電話相談で訴え~不調感じたら摂取中止を』(msn産経ニュース 2013.11.22 08:21)
 http://sankei.jp.msn.com/life/news/131122/bdy13112208220000-n1.htm
 
 本日は、私が考える健康食品(以下、健食と明記)利用時の注意点を述べさせていただきます。先ずは、テレビCMや営業マンのセールストークは、“疑心”をもって聞きます。「医学博士○○氏推奨」などの“お墨付き”推しも胡散臭いので、後で必ず調べます。なぜなら医学博士=医師とは限りらないからです(*大学院の医学系の研究科で博士課程を修了し博士論文の審査に合格するか(課程博士)、もしくは博士論文を大学の定める公聴会に提出して合格する(論文博士)と、「博士 (医学)」が授与される。博士 (医学)になるためには、学術上の業績のみが要件となっており、医師免許の取得自体は必ずしも必要ではない~Wikipediaより)つまり、企業が商業目的で大学院に通わせ、専用の医学博士をつくれるということです。これらを踏まえて、知識のある方(医師や薬剤師など)に意見をうかがいます。
 次に摂取後の注意ですが、少なからず体調不良を感じたら直ちに摂取を止めます。健食や化粧品販売でよく使われる「好転反応(こうてんはんのう)」を鵜呑みにはしません。元々この言葉は、鍼灸や漢方の「瞑眩(めんげん)」からきているものと思われますが、健食業界が使う「好転反応」は、不適切に流用されていることが少なくないからです。換言すれば、「副作用をごまかしている」とも言えます。もちろん全ての商品がそうだとはいいませんが、臨床研究などに疑問があることは否めません。
 以上、思いついたことを書いてみました。ご利用の際は、くれぐれもご注意ください。滋養庵