花粉症で使用する経穴

出典/女性・OLに役立つ情報サイト「シティリビングWeb」 東京版
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 まだまだ寒い日が続いていますが暦の上では間もなく立春です(2月4日)。そんな春が少しだけ動き出すこの季節、「花粉症」でお困りの方も少なくありません。一般財団法人日本気象協会の2014年春の花粉飛散予測によると、「前年(2013年)より比較的に少なく、とくに日本海側と関東甲信地方は非常に少ない」となっていますが、それでも油断は禁物です。しっかりとした対策をしておくに越したことはありません。
 現代医学では、「花粉症」を、スギの花粉などによって引き起こされるアレルギー性鼻炎として、抗ヒスタミン薬による服薬、点鼻薬などの対処療法と、鼻の粘膜をレーザーや薬品などで変性させる根本療法にて対応しています。
 一方、東洋医学はり・きゅう治療では、症状が顕著に表れる目、鼻、のどの部分を通る経絡(けいらく)を考慮、選定した経穴(けいけつ=ツボ)に施術を行い、自らの治癒力と免疫の回復をはかります。このことは、昨年10月の当ブログにて「頏顙(こうそう)」というタイトルで書きました。今回はその中でも特に効果の見込める経穴をご紹介したいと思います。
 目の近くにある晴明(せいめい)と、攅竹(さんちく)の二つの経穴です。この経穴は、目から頭部(脳)へ入り眼球奥、鼻腔、咽喉へ流れる氣の調整が可能な経穴です。私は、ここに(ごくごく)浅く、又は、接触するだけの鍼(はり)をします。もちろん前後に全身調整治療あっての効能ということもありますが、ご自身で軽く押圧してみるのも良いかと思います。ただし、あくまでも心地よい圧にしてください。とても脆弱な部分ですので過度の刺激はキケンです。経穴の位置の参考として「シティリビングWeb」東京版様より出典させていただきました。目の外側の太陽穴というのも、ストレス疾患などによく使うツボです。併せてお試しください。滋養庵