長く同じ姿勢でいると

本日は作業時の姿勢と健康リスクについてのこの記事。

「座る」と「立つ」、健康リスクに差なし 英研究-AFP BB NEWS2015年10月13日 発信地:ロンドン/英国


座るも立つも長く同じ姿勢で作業をしていれば、それなりに害はあるでしょうに。と思いますが、雇用側が従業員の健康と効率を考えて、研究をするということはとても素晴らしいことですね。


さて、座る・立つといいますと中国最古の医学書であり東洋医学の根本である黄帝内経に次のような記述があります。
「久坐傷肉」と「久立傷骨」。これは、長く座っていると肉(肌や筋肉)の調子を損ない、長く立っていると骨の調子を損なうと理解します。また、ここでいう肉(肌・筋肉)とは五臓(機能的な解釈)の脾の機能をも意味し、骨とは腎の機能をも包括します。

脾・腎の機能低下を大まかに書き出しますと、

脾の機能低下は、腹痛・下痢(消化吸収の異常)・元気がない・全身倦怠・出血傾向、etc

腎の機能低下は、元気がない・活動低下・身体が冷える・生殖能力低下・疾病に罹りやすい・治りにくい・老化現象、etc

このように太古の医学書にも長く同じ姿勢でいることは良くないと書かれています。

ときどき身体を動かしましょう!