こむら返り(ふくらはぎ)

早朝、こむら返りの激痛で目が覚めたという経験はありませんか。私も何度か経験がありますが、あの激痛はたまりません。

その多くは睡眠から目覚める瞬間、身体が伸びをするときに起こるようです。なのでその瞬間に回避する動作をすることでなんとか凌げるはずです。
そもそもこむら返りとは、「筋肉の意識しない持続的な強直性収縮である筋の攣縮を示す有痛性のもの」(Wikipedia)なんだそうです。簡単に言えば、筋肉が伸びようとしたとき、逆に強い収縮を起こし硬直するということです。つまり回避する方法は、収縮より先に意識的に伸ばしてしまうことです。

ふくらはぎのこむら返りを例にあげると、

寝起きの伸び動作で足先までピーンと伸びます(足首を足底側に反らす動作)。その連結動作として、ふくらはぎの筋肉(腓腹筋)は収縮するわけで、このときに攣縮(れんしゅく=硬直・拘縮)を発症します。したがって起こりそうだと察知したら素早く足首を甲側(足背)に反らせば、腓腹筋が伸びるため回避できます。その場合、手で補助して強く反らしたほうが効果があります。私はこの方法でいつも回避しています。
さて鍼灸治療においては、経筋治療法での足少陽経筋に、こむら返りの記述が多く書かれています。それにのっとれば、侠谿(きょうけい)、地五会(ちごえ)、足臨泣(あしりんきゅう)などの経穴(いずれも第4指と5指の間)への皮内鍼・円皮鍼(いずれも置鍼)が効果的です。圧痛感がある経穴を選択してください(画像 AIMI鍼灸接骨院様HPより拝借)

こむら返りでお困りの方は是非、お試しください。