こむら返り 補足

こむら返りについて補足させていただきます。

こむら返りの好発部位として昨日は、ふくらはぎをあげて書きましたが、

太もも後面(お尻の付け根)や股関節付近、さらに足裏も頻発する部位です。またさらに細かく言えば、ふくらはぎにしても中央だとは限らず内側・外側など、人によってそれぞれ若干違うはずです。

その予防と治療では鍼灸に限らず発症する部位がどこなのかが重要な鍵になります。
(昨日も書きましたが)鍼灸においては経筋治療法がこむら返りに有効だと考えています。好発部位に該当する経筋を述べると、ふくらはぎや太もも後面は、足太陽経筋と足少陽経筋です。足裏は足少陰経筋。股関節(内転筋)は足厥陰経筋になります。
さて、昨日のブログでふくらはぎのこむら返りに効果のある経穴として足少陽経筋に属する三つの経穴を紹介しました。しかし先述したとおり、ふくらはぎには足太陽経筋も通っています(むしろこっちのほうが本線的ですね)。

画像の通谷(つうこく)、束骨(そっこつ)、京骨(けいこつ)付近の圧通部が治療穴となりますので、是非、お試しください。