血が老化の鍵

一昨日、鍼灸専門学校時代のクラスメートが来訪してくれ、思い出話や鍼灸界のことで大いに盛り上がった。

様々な会話の中で最も衝撃だったのが、

病理学の講師が授業で「老化の原因は、血管の劣化(老化)だ」と断言したというもの。

友人は「あれは実に明確で痛快だった」といっていたが、ボクは何故そんな重要なことを聞き逃していたのか軽くショックを受けていた。病理学の授業は、たしか某有名医学大に籍を置く講師(当時)だった...。

昨日になって、あの先生がそんなこといっていたのかと、慌てて調べるとその手の情報はいくらでも収集できた。簡単にまとめると、血管老化=筋肉や皮膚への栄養補給が妨げられる=老化ということか。
さて、そうなると鍼灸の得意とする血流改善というのは老化防止に一役買うことになるわけです!
1987年の昭和医学会誌に鍼刺激による研究報告(社団法人東洋療法学校協会編/はり・きゅう理論参考)というのがあり、それによると鍼刺激によって軸索反射(機序割愛)という反応がおこり筋血管が拡張するとあります。血管が拡張すれば血流もよくなるわけですので当然、血液から筋・皮膚への栄養補給の効率もあがるわけです。つまり鍼灸の基本的な施術で老化防止になっていることが説明できます。
こんな大切なことを聞き逃していたのか、欠席だったのか。いずれにしてもサイテーですね(苦笑)。そしてそれを話してくれた友人に感謝です。