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風邪の初期には

 昨日は不覚にも体調を崩して草野球を休んでしまいました。
 
 朝起ると体が重く、肩と腕の関節が少々痛みます。頭も何かスッキリせず額を触ると少し熱っぽいではないですか。「うっヤバイ!、午後3時からの草野球は大丈夫か?」。焦る気持ちを抑え、ひとまず葛根湯とユンケルを服用して様子をみることにしました。しかし体調は回復に至らず、昼過ぎになって欠席の連絡を入れました。残念。
 そんなわけで午後から、今度は麻黄湯を飲んで横になっていました。「明日は午後から応療(往診)が入っている。何としても明朝には回復したい。何か策はないか?」と記憶を辿っていると、ふと恩師の石田真一先生に教わった、風邪の初期の対処法を思い出しました。大椎(だいつい)、風池(ふうち)両側、合谷(ごうこく)両側に20〜25分程度の置鍼(鍼を刺して一定時間置いておく)をする簡単な方法です。「いい機会だから試してみよう!」 私は、それに百会(ひゃくえ)を加えて自身に施してみました。置鍼していると、各所の経穴からピリピリと心地良い響きがあります。10分くらい経つと頭が軽くなってきました。予定の時間で抜鍼した後、反応が出ていそうな足の経穴に鍼を施し自己治療終了。その後、急激な睡魔に襲われ眠ってしまいました。
 一時間ほど経ったのでしょうか、目覚めると多少、体の重さは残っているものの、先ほどよりはかなり楽になっていました。夕方には普段どおりに食事もでき、早めに床に就きました。そして今朝目覚めると、熱は完全に抜けて気分も良好です。長らく寝ていたせいで多少のだるさはあるものの重さは消えています。やー、東洋医学って凄いですね! 今更、つくづく感心してしまう自分がいました。