手掌の皮剥けとバットだこ

 右の手掌(でのひら)の皮が、梅雨入りとほぼ同時に剥け始め、一週間で半分が剥け落ちました。傷みもかゆみもなく何ら不便もないのですが、いかんせん見た目がよくないのいので、仕事がら困ったもんだなあと思っています。
  考えてみると、この症状は若い頃から季節の変わり目などでありました。まるで例年の脱皮の如く。これに加えて中年期からは、動悸や不整脈もこの時期に発症する傾向にあります。今回、それらの経験を基に調べてみると、主な要因は自律神経失調のようです。東洋医学的には陰陽失調となり、いい喩えるなら、「大宇宙(自然界)の流れに小宇宙(からだ)が上手く調子を合わせることができず、多少ズレが生じている状態」となるのでしょう。できるだけ自然に逆らわずにゆらぐように生活していきたいと思う今日この頃であります。そしてこの“手掌の皮剥け”に、おもしろエピソードがひとつあります。
 昨日の草野球リーグ戦、この日は6番DHで4打数2安打2打点の好成績。チームも全員安打の快勝でした。反省会もいつになく美酒に包まれ、とてもいい雰囲気でした。会の終盤、隣に座った監督に打撃を褒めていただき、私は少々恐縮していました。しかし監督の次の言葉に仰天しました。「福井さん、努力しているよね。俺は分かっているよ」そして「(皆に向かって)みんな知ってる?福井さんの手、“バットだこ”で凄いんだよ!」。ええーっ!、今度は違う意味で大々恐縮です。でも幸いに各々で盛り上がっていたため、こちら側の声を聞いていないようでした。かくしてこの話題は一瞬で立ち消えました。胸を撫で下ろす思いとは正にこのことです。とまあ、色んな意味で早くきれいになりたい手掌なのです。