野球終戦と家内の話

 川崎壮年野球北部リーグにおける我がチームは昨日の敗戦をもって今季の全日程が終了しました。夏の豪雨によってリーグ戦続行を断念し、急遽トーナメント方式に変更したため敗戦が終戦を意味します。

 私自身としても夏以降は出番が少なくなり、チームになんら貢献できず、不甲斐ない一年目となりました。オフシーズンは来季の躍進を目指し、自主トレに励むしかありません。頑張ります!
 

 さてそんな昨日、野球を終えて自宅に戻ると家内が険しい顔をしていました。尋ねてみると、御年84歳の義父が自家用車の後部をぶつけて凹んだため、義母を伴いディーラーへ修理依頼に出向いたところ、執拗に新車への買い替えを案内されて困っているとの電話が義母からあったのだそうです。家内は、このまま老夫婦の両親だけにしておいて、営業担当者に言いくるめられたら大変だと思い、すぐに駆けつけました。そこで先ず義父本人に確認すると、やはり「新車はいらない。修理だけでいい」といっているのだそうです。それを受け家内は「84歳になって運転感覚も鈍ってきているので新車は要らない。見積どおりの修理だけでいい」とキッパリ断ったのだそうです。それでもいつまでも新車の案内を止めないので、「しつこい!だいたい80過ぎた老夫婦がこの歳になって新車は要らないといっているのに、ここぞとばかり新車を売りつけようとするのは如何なものか!」と声を荒げたのだそうです。その後、そんな堂々巡りの応酬を経て、なんとか修理ということで落ち着くかと思っていたら、今度は当初の修理見積額に上乗せしようと必要のない部品交換などを勧めるのだそうです。これには家内もキレてしまい、「当初の見積通りでなければ修理も頼まないし、御社の対応も然るべきところに報告させていただく」と怒鳴ったのだそうです。
 家内は事の顛末を私に説明しながらまだ興奮冷めやらぬようでしたが、私も同様に腹立たしく思いました。犯罪ではないものの、判断力が低下してきている上、弁も立たないお年寄りを言いくるめ、高価なものを売りつけるのは詐欺商法となんら変わりありません。しかもコンプライアンスがしっかりあるはずの某有名車販売会社の営業マンがこの有様です。世知辛い世の中とはいえ、人道というのを忘れてはならいという教訓になる話でした。