当院の全身調整鍼法とは？

　東洋医学が元来、不老長寿を求めて発展した医学であることに基づき当院では、どなたにも全身調整鍼法を行っております。不老長寿＝健康な心身であり、まず病に負けない からだ作り が大切です。全身調整鍼法は、自律神経の変調を整え、自己治癒力を賦活（向上）させます。このような からだの根本的な調整を鍼灸用語で「本治（ほんち）」と言い、伝統鍼灸を志す鍼灸師はこれを重んじております。しかし、その方法は、流派や目的によって多少の違いがあります。

　当院では、師匠 鈴木眞幸の方式である、八法鍼（＊1）と頚癒鍼（＊2）を同時に行う方法を本治（全身調整鍼）として行っております。この方法は、自律神経調整、自己治癒力向上、疲労回復等に最も適していると確信しております。よって不老長寿、アンチエージングとしても同様に効果が期待できると考えております。「元気が出ない」「体調がすぐれない」などでお悩みの方は是非、お試しいただきたいと思います。

＊全身調整鍼は急性疾患（ギックリ腰等）や初診（はり・きゅう治療が初めて）では、状態を診て省略する場合があります。

（＊1） 八法鍼：手首や足には要穴（治療上、重要な経穴）が多く、手足それぞれに4穴取り、八方から気の調整を行う方法。

（＊2 ）頚癒鍼：項頚部及び後頭頚部の要穴を取り、乱れた気を整え、心身をリラックスさせる方法。